歯科衛生士の資格を取りたいけれど、夜間や通信でも取れるのかな?
なんて疑問はありませんか?
そんなあなたに、歯科衛生士の資格を取るにはどうしたらいいのか、具体的な方法をお伝えします。
- 歯科衛生士の資格の取り方
- 歯科衛生士の資格の難しさや合格率
- 夜間や通信でも取れるか
資格を目指す時のことを、実際に想像しながら読んでみてくださいね。
歯科衛生士の資格の取り方は?
まず、歯科衛生士の資格を取るには2つの最低条件があります。
- 国が認めた3年以上の学校(専門・短大・大学など)を卒業見込み
- 国家試験に合格
歯科衛生士になるには、まずは高校卒業後に国が指定した学校(専門・短大・大学)などを卒業して、試験に受からなければいけません。
規定を満たしていれば、海外の専門学校の卒業も認められます。
ちなみに学校(専門・短大・大学など)は3年制、4年制の2種類がありますよ。
専門学校や短期大学では最低3年間、大学では4年間学ぶことが必須ですね。
学校は全国にたくさんあるので、
- 時間帯
- カリキュラム
- 場所
- 学費
- 国家試験の合格率
- 口コミ
などを比較して、自分に合った学校を選びましょう。
歯科衛生士国家試験の難しさ、合格率
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資格の取り方はわかりましたが、歯科衛生士国家試験の難しさや、合格率って一体どれくらいなのでしょうか?
内容や具体的な数字を調べてみました。
歯科衛生士国家試験の難しさは?
問題の出し方 | マークシート |
正答率 | 60%以上で合格 |
毎年3月上旬頃に国家試験がある歯科衛生士。
難易度は一体どれくらいなのでしょうか?
歯科衛生士の国家試験は、マークシート式なので記述はありません。マークシート式とは、質問に対して4個くらいの選択肢から、正しいものを選ぶ形式ですね。60%以上正解すれば合格です。
面接や論文、実技テストはありません。
つまり、内容さえしっかりわかっていれば、正しい選択肢を選べます。
今までの実績では、おおよそ60%以上の正答率で合格でした。
難易度は高くないと言えますね。
それでも、自分で試験の対策をするのはちょっと心配という方は、国家試験の対策に力をいれた学校を選ぶのがおすすめです。
歯科衛生士国家試験の合格率は?
合格率 | 9割以上 |
合格者数 | 毎年6,300人程度 |
歯科衛生士国家試験には、毎年7,000人前後の受験者がいます。
国家試験の合格率は、ここ10年連続で9割以上。
95%以上なんて年も。
ということは毎年6,300人以上が歯科衛生士になっているんですね。
歯科衛生士の国家試験は、学校を卒業できる見込みがあれば、基本的には合格できるということですね。
逆に、学校の試験をしっかりクリアできないと、国家試験を受けることすら難しくなることも。
国家試験の合格率100%の専門学校などは、学内のテストが厳しくて留年する生徒もいるようです。
しっかり授業にでて、学校の成績をキープできれば、合格は間違いないでしょう。
試験を受けられる資格は繰り返しになりますが、国が認めた学校を卒業する予定があることです。ちなみに、卒業前の3月に試験を受けることになりますが、就職活動は卒業する年の夏頃から始める人も多いとか。
そう考えると就職が決まっても試験に合格しないと働けないので、国家試験は合格必須になりますよね。
そんな背景もあって、合格率が高いのでしょう。
夜間通学や通信教育で資格は取得できる?
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歯科衛生士の資格は取りやすいことはわかりましたが、夜間通学や通信教育でも取れるのか、気になりますよね。
また、昼間に学費を稼ぎながらや、他の大学に通いながらでも取得できるのかも調べてみました。
結論からいうと、歯科衛生士の資格は夜間通学では取得できますが、通信教育では取得できません。
なぜなら、国家試験の受験資格に「国が認めた学校に3年以上通って勉強すること」という条件があるからです。
残念ながら、夜間部は現在大学にはないのですが、専門学校にはあります。
夜間部の授業ってどんな感じ?
1日の授業は1時間半が2コマ、計3時間なので昼間にアルバイトなどで働いたり、他の学校に通いながらでも夜間学校に通えます。
例えば、授業の時間は
- 17時30分〜19時00分
- 19時10分〜20時40分
のような感じですね。
ただし授業のコマ数の比較だけでも、昼間の学校とは差があります。
可能であれば昼間の学校に通った方が、手厚い指導が受けられるのです。
学校選びの際はカリキュラムまでしっかり比較して決めましょう。
しかし、コマ数が少ない分、授業に集中できるのは夜間通学のメリットですよね。
夜間部にはどんな人が通っているの?
夜間部の生徒は10代〜60代くらいまで幅広い年代が通っています。
学校に通っている理由も様々で、
- 昼間は歯科助手として働いている人が、キャリアアップのために通う人
- 昼間学費を稼ぎながら通う人
- 大学で他の学部に通っている人が、就職のための資格取得に通う人
- 転職のために通う人
がいます。
実際に働いている人の話も聞けるかもしれません。
夜間部は、同年代だけでなく、いろんな人と知り合えるチャンスですね。