歯科衛生士の就職先や年収は?

歯科衛生士の資格を取りたいけれど、就職先はどんなところがあるのかな?

年収はいくらくらいもらえるんだろう?

なんて疑問はありませんか?

そんなあなたに、

  1. 歯科衛生士の就職先
  2. 歯科衛生士はどれくらい稼げるか
  3. 歯科衛生士は働きやすいのか

などをお伝えします。

歯科衛生士の資格を取った後にどういう進路を選ぶか、実際に想像しながら読んでみてください。

歯科衛生士の就職先

歯科衛生士の就職先や採用状況、気になりますよね。

資格を取っても、果たしてちゃんと仕事は見つかるのでしょうか。

調べて見たので詳しくお伝えしますね。

歯科衛生士の就職先はどこ?

歯科衛生士の就職先は、実はたくさんあります。

  • 歯医者さん
  • 大学病院
  • 総合病院
  • 市町村の保健センター
  • 介護・福祉施設
  • 歯科系の会社(歯医者さん用の器具をつくるメーカーなど)
  • 学校(歯科衛生士の先生としてなど)

歯医者さん以外にもいろいろと働き先がありますね。

基本的には、決まった職場で仕事することが多いようです。

一箇所にいるのが苦手な人なら、メーカーの営業などであれば、全国を飛び回る仕事もあります。

歯科衛生士は仕事が見つかりやすいの?

働き先が多いとはいえ、歯科衛生士は仕事が見つかりやすいのかも気になりますよね。

歯科衛生士の求人倍率はどんどん上がってきていて、10年前から2倍近くに伸びています。

平成20年度11.7 倍
平成27年度18.4倍
平成28年度20.5倍

(参照:平成28年 歯科衛生士教育に関する現状調査-全国歯科衛生士教育協議会)

求人倍率20.5倍とはどういうことかというと、人間1人に対して20か所の会社が「来て欲しい」と思っているのです。

昔よりも国全体で口のケアへの関心が高まっていることも背景にあるかもしれませんね。
国が80歳まで20本の自分の歯を残すことを目標とした「8020運動」を掲げていたり、ホワイトニングする人が増えたりしています。

ちなみに歯科衛生士以外の日本の求人倍率は1.28倍。やっと1を超えたところなので、20.5倍ははすごい数字です。

歯科衛生士は仕事を見つけやすいということがわかりました。

歯科衛生士はどれくらい稼げるの?働きやすいの?おすすめの求人のポイント

歯科衛生士として就職できたとして、一体どれくら稼げるのか、自由な時間もちゃんと確保できるのか、気になるところですよね。

歯科衛生士の「年収」や「働きやすさ」を調べてみたので詳しくお伝えします。

歯科衛生士の年収はどれくらい?

歯科衛生士の平均月収と年収を調べました。年収はおおよそ337万円で専門職の中では少し安めです。

平均月収256,500円
年間賞与423,000円
平均年収3,372,600円

(参考:平成30年賃金構造基本統計調査

歯科衛生士の基本月給の平均は256,500円。

この数字は民間企業だけなので、国立の病院やお役所関係の仕事は含まれていません。

また平均年収なので、パートの人も含まれている可能性があります。

あくまでご参考までに。

ちなみに、やはり最低賃金が一番高い東京都のお給料がよい傾向にあるようですよ。

あとは、歯科衛生士経験者になった後のことですが、転職サイトを見てみると年収500万円以上の募集もありました。

正社員以外で働く場合は、都内なら時給1,200円〜2,800円と比較的高い水準での募集も。

もっと詳しくイメージしたかったら、自分が働いてみたいところの募集内容を見てみるといいでしょう。

歯科衛生士は働きやすいの?

大体のお給料は想像できたけれど、歯科衛生士は働きやすいのかも気になりますね。

結論から言うと、就職先がたくさんあり、国家資格の歯科衛生士は比較的働きやすい仕事と言えるでしょう。

働きやすいところと、働きづらいところは完全に就職先に左右されますね。

「見学に行った時は暇そうだったのに、実はブラック企業だった」なんてことも…。

とはいえ、求人が多いのでびみょうな職場だった場合は、がまんせずに転職すればよいでしょう。

また、正社員からパートまで求人があるので、自分にあった働き方を選べます。

歯科衛生士の休みの取り方は?

歯科衛生士は働きやすそうですが、休みの取り方はどうでしょうか?

求人をみると週休3日や4日のところもあり、お休みが多めに欲しい場合でも働けそうです。土日休みの歯医者さんもありますね。

働き方も「固定給日制」と「シフト制」があります。

固定休日だと土日など、決まった曜日がお休みです。

反対に長時間営業している歯医者さんは、アルバイトのようにシフト制で「早番」「遅番」があります。お休みの曜日もバラバラなことも。

自分の希望に合うお休みがとれる職場を探すと良いですね。

歯科衛生士は産休・育休も取れる?

国で定められているので歯科衛生士も産休・育休は取れます。

例えばあなたが結婚をして子供ができた場合など、フルタイムではなく短い時間だけ働きたいこともあるかもしれません。

勤務形態や勤務期間の長さによって変わりますが、産休や育休中でもお給料が出ることも。

就職先との契約もいろいろあります。

  • 正社員
  • 派遣社員
  • パート社員
  • アルバイト
  • 非常勤

など聞いたことがありませんか?

この中では、正社員がボーナスなども比較的高くもらえ、福利厚生もしっかりしていることが多いです。

また、時短勤務ができる職場や、パートタイムなどで仕事を比較的多くの選択肢から探せるのが、国家資格を持つ歯科衛生士の強みですね。

もし仕事を辞めてしまったとしても、すぐに新しい仕事を見つけやすいのです。